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サマソニ東京と文化庁がタッグを組んだ文化芸術のグローバル発信プロジェクト "Music Loves Art in Summer Sonic 2022”が始動!

 

サマソニ東京会場を舞台に世界に通じる日本アーティストと世界的アーティストが共演する大型アート作品展を行うことが決定しました。 今プロジェクトは、文化庁とタッグを組んだ文化芸術のグローバル発信プロジェクトとなります。 国内外のトップミュージシャンが集うアジア最大規模の音楽フェスティバルに、日本的感性につながるアート作品を加えることで、新たな化学反応を起こしていきます。サマソニに集う国内外の音楽ファンに向けて、アートの魅力を伝え、音楽とアートの橋渡しから生まれるクロスカルチャーの可能性を切り開く試みです。世界のフェスとも肩を並べるような「アート×音楽フェスティバル」を目指して行きます。 音楽を愛する全ての人が楽しめるアートの祭典。日本から世界へ。Music Loves Art!

主催:文化庁/サマーソニック事務局
企画:山峰潤也/ArtTank(小平悦子+近藤俊郎)

  • 金氏徹平/Hard Boiled daydream (Sculpture/Spook) #A.B.C/2022

    本企画のために新作を制作

    身の回りの物を既存の意味や用途から解放し繋ぎあわせることを作品化する金氏徹平。マンガやイラストなど本来は小さかったイメージが大きく引き伸ばされることで全く新たな印象を作り出し、また、それぞれが一つの作品の中に織り込まれることで、新たな物語を紡いでいきます。今回展示される巨大な作品は、小さいものとして見慣れた平面的なイメージ世界を圧倒的な大きさをもって立体化しています。平面であり立体。本来は小さいものでありながらここでは巨大。普通ではあり得ない組み換えをアートならではの視点で表現した作品です。

    参考画像:第42回丸の内ストリートギャラリー 主催:三菱地所株式会社、監修:公益財団法人彫刻の森芸術文化財団

  • 小林健太/フラグメンツ・オブ・メモリー/2022

    本企画のために新作を制作

    都市の風景やそこで生きる人々を写した写真に散りばめられた煌びやかな色彩。小林は、画像処理を通じてその色彩を引き伸ばし、現実のイメージとそれを崩すスタイリッシュな筆致によるストロークを交差させていきます。その異質の組み合わせによって見るものを魅了してきた小林は、今回メインゲートを手掛けます。東京の写真と折り重なるストロークがプリントされたイメージの断片がゲートに散りばめられ、都市空間の煌めきを映し出します。

    作品クレジット:Sketch for the new work ©Kenta Cobayashi

  • レアンドロ・エルリッヒ/ Traffic Jam 交通渋滞/2022

    本企画のために新作を制作

    近年のエルリッヒの作品においては人類が地球や生態系に与えた影響が重要な要素になっており、特に自然と人間の間に横たわる断絶と両者の力関係を作品化する試みを行っています。この作品では設置場所に溶け込むようにして砂の自動車が、やがては風化して消えてゆく遺跡のように配置されています。温暖化や気候危機を基本的なテーマとしており、炭素を排出しつつ渋滞する車の列を「現代」の兵馬俑と見立て、焼き物でできた兵士たちのように静かに整然と未来へ時間をきざむ車を、未来の人が見るかもしれない現代の遺跡として表現しています。

    参考画像:Order of Importance, Miami Beach, 2019, courtesy of Leandro Erlich Studio, photo: Steve Kehayias
    砂像制作:保坂俊彦(砂像造形家・東松島市 地域おこし協力隊として活動中)
    http://www.t-hosaka.com/

  • 細倉真弓/I can (not) hear you/2019

    アジアの各地に生きる若者の姿を捉えてきた細倉は、東京に暮らす若者に声をかけ、お気に入りの曲を聴いてもらいながら踊るようにリクエストしました。三脚に固定されたカメラの前で、ある人はゆっくりと身体をゆすり、またある人は激しく踊りだします。写真にはその人の内面は映らず、またイヤホンから流れる音楽は聴こえません。ですが、だからこそ人が音楽に没頭するその姿は、その人となりと聴いている音楽への想像力を駆り立てます。

    作品クレジット:Mayu, 03’48”, 2019

  • イナ・ジャン/Voyages – たび/2022

    本企画のために新作を制作

    写真を主な表現媒体としながら、絵画や彫刻、コラージュといったさまざまな表現手法を用いアートのみならずデザインやファッションなどからも注目されてきたIna Jang。身体のシルエットを鮮やかな色彩で重ね合わせていったかと思えば、植物や日用品のイメージの大胆なブリコラージュを行うなど、見慣れたモチーフとポップで軽やかなコンポジションで見るものを惹きつけてきました。今回、幕張メッセのロングボードにむけて物語性に富んだ新作を制作しています。

    参考画像:Untitled (GR), 2021

金氏徹平

1978年京都府生まれ。日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。個展「Something Falling/Floating」(市原湖畔美術館、2022)、「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2016)、「Towering Something」(ユーレンス現代美術センター、2013)、「溶け出す都市、空白の森」(横浜美術館、2009)など国内外での展覧会のほか、音楽家、劇作家、小説家、美術家、ダンサー、俳優などとのコラボレーションも多数。「tower(TEATER)」(ロームシアター京都サウスホール、2017)、「tower(ARENA)」(六本木ヒルズアリーナ、2018)は自らのドローイングを元にした舞台作品として発表した。

小林健太

1992年神奈川県生まれ。東京と湘南を拠点に活動。主な個展に「Tokyo Débris」WAITINGROOM(東京、2022年)、「#smudge」 ANB Tokyo 6F Studio1 (東京、2021年)、「Live in Fluctuations」Little Big Man Gallery(ロサンゼルス、2020年)、主なグループ展に「COMING OF AGE」フォンダシオン ルイ・ヴィトン(パリ、2022年)「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」水戸芸術館(茨城、2018年)など。2019年には、マーク・ウェストン率いるダンヒル、2020年春夏コレクションとのコラボレーション、またヴァージル・アブロー率いるルイ・ヴィトン、メンズ秋冬コレクション2019のキャンペーンイメージを手がける。主なコレクションにサンフランシスコアジア美術館(アメリカ)など。2016年に写真集『Everything_1』、2020年に『Everything_2』がNewfaveより発行。

Photo by Ami Inaba

レアンドロ・エルリッヒ

レアンドロ・エルリッヒは1973年アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレス、及びモンテヴィデオを拠点に活動。世界各地の美術館やコレクションで作品を発表している。2017年に森美術館で開催された個展は60万人の観客を集め、2019年にブエノスアイレスのMALBAで開催された個展Liminalは同美術館の動員記録を更新し、同展は2022年12月にはマイアミでも開催される予定である。日本では近年、瀬戸内国際芸術祭(2019)や越後妻有トリエンナーレ(2018)にも参加。2004年開館の金沢21世紀美術館の恒久設置作品「スイミング・プール」でも知られる。

細倉真弓

東京/京都在住。触覚的な視覚を軸に、身体や性、人と人工物、有機物と無機物など、移り変わっていく境界線を写真と映像で扱う。立命館大学文学部、及び日本大学芸術学部写真学科卒業。主な個展に「Sen to Me」(2021年、Takuro Someya Contemporary Art、東京)、「NEW SKIN|あたらしい肌」(2019年、mumei、東京)、「Jubilee」(2017年、nomad nomad、香港)など。写真集に「NEW SKIN」(2020年、MACK)、「Jubilee」(2017年、artbeat publishers)、「transparency is the new mystery」(2016年、MACK)など。

Photo by Arata Mino

イナ・ジャン

韓国生まれ。現在はニューヨークを拠点に活動。カットアウトやコラージュの手法を用いた鮮やかで型破りな写真へのアプローチで知られるジャンは、一貫して様々な表現媒体との間の境界線に疑問を投げかけては、その作品を通じて新たな視覚言語を構築している。「Time Magazine」、「The British Journal of Photography」、「IMA Magazine」、「The New Yorker」、「The New York Times Magazine」を始め数多くのメディアに作品が掲載される一方で、デグフォトビエンナーレ(韓国)、パリ・フォト(フランス)、ル・ロックル美術館(フランス)、フォーム写真美術館(オランダ)など世界各地の美術館や芸術祭に出展し、国際的に高い評価を受けている。

Photo by Semi Jang

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