
英ロンドン出身のロック・バンド。ブレット・アンダーソン(ヴォーカル)とマット・オズマン(ベース)を中心に1989年に結成され、1992年のシングル「The Drowners」でデビュー。ブリットポップの旗⼿として⼀躍シーンの最前線に躍り出ると、英音楽誌メロディ・メイカーが「英国最高の新人バンド」と称え、翌年リリースしたデビュー・アルバム『Suede』(1993年)が全英アルバム・チャートで1位を獲得。約10年ぶりの最速セールスを記録する歴史的デビューを飾り、同年のマーキュリー賞に輝いた。
ギタリストのバーナード・バトラー(近年はプロデューサーとしても著名)脱退という騒動を乗り越えて届けられた2nd『Dog Man Star』(1994年)は全英3位に留まるも、「Trash」「Beautiful Ones」などの代表曲を擁する起死回生の『Coming Up』(1996年)では全英1位に返り咲き、キャリア最大のヒット作となった。その後、2作のスタジオ・アルバムとベスト・アルバム『Singles』(2003年)を発表し、2003年に解散。ブレットは断絶状態と言われていたバーナードとの復縁が伝えられ、2004年にザ・ティアーズを結成。翌年には1stアルバム『Here Come The Tears』(2005年)を発表し、サマーソニック2005への出演も果たしている。
ブレットのソロ活動などを経て、2010年に『Coming Up』期のメンバーで行なった一夜限りの再結成ライヴが成功したことを機に、スウェードは本格的に再始動。盟友エド・ブラーをプロデューサーに迎えた『Bloodsports』(2013年)、『Night Thoughts』(2016年)、『The Blue Hour』(2018年)、パンク回帰作『Autofiction』(2022年)、そして通算10枚目『Antidepressants』(2025年)と、現在もコンスタントにアルバム・リリースを重ねている。2023年には、マニック・ストリート・プリーチャーズとのWヘッドライン・ツアーが両公演ソールドアウトを記録したことも記憶に新しい。サマーソニックには2011年、2016年に続いて3度目の出演となる。