MACHINE GUN KELLY

【 MACHINE GUN KELLY / SUMMER SONIC 2019 TOKYO LIVE Report 】

8/17 (SAT) 16:00〜 MOUNTAIN STAGE
 

「ロック・スターよりもロック・スター然としたカリスマ性 」

 

MOUNTAIN STAGEの大きなスクリーンに、燃え盛る炎に包まれるガイコツというインパクト大のビジュアルが映し出され、「MGK」ことマシン・ガン・ケリーのライヴがスタート。まずは2015年リリースのアルバム『ジェネラル・アドミッション』収録の「Bad Mother F*cker (feat. Kid Rock)」を投下し、のっけから「中指を立てろ!」とオーディエンスを煽っていく。
 

タトゥーで埋め尽くされた腕で握るマイクスタンドには、なんとコブラのフィギュアが模されており、いわゆる「ラッパー」というよりもロック・スター然とした印象を受けるが、「Everybody Scream!」と観客を煽るシャウトも、完全にエモ/スクリーモのそれだ。ビービー・レクサ 、X・アンバサダーズと共演した「Home」ではエレキ・ギターをかき鳴らしつつ熱唱し、客席にピックを投げ込むシーンもサマになっている。
 

また、現在Netflixで配信中のモトリー・クルーの伝記映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』では、俳優としてトミー・リー役を演じたMGK。この日のステージでも、なんと自らドラムをプレイして、モトリー・クルー「Shout At The Devil」のカヴァーを披露。さらにレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Bulls On Parade」で会場に集まったロック・ファンを沸かせると、ステージ上でワイルドにビール缶を開け、近づいたカメラ画面をペロリと舐める…などなど、まるでプロレスのヒール役のようにバッドボーイ役を全うしてみせた。
 

おそらく、彼はエミネムやイェラウルフ、G・イージーといった、他の白人ラッパーとは別のアングルから語るべきアーティストなのだろう。プラチナ・ブロンドに映える、真っ赤なBAPEのバスケットユニフォームで、時おり悪態をつきながらスピットする様は、2000年代初頭のニューメタル/ミクスチャーバンド、とりわけリンプ・ビズキットのフレッド・ダーストを連想させる瞬間も。MGKの圧倒的なカリスマ性とポテンシャルに魅了されっぱなしの素晴らしいライヴだった。
 

●SET LIST
B.M.F
SAIL
LOCO GTS WILDBOY
GOLDEN ALPHA
HOME
SEE MY TEARS
HOLLYWOOD WHORE
LET YOU GO
I THINK IM OKAY
CANDY
BULLS ON PARADE
SHOUT
TLL I DIE
 

(Text by Ayaka Takei)