FOALS

【 FOALS / SUMMER SONIC 2019 TOKYO LIVE Report 】

8/17 (SAT) 18:10〜 SONIC STAGE
 

「圧倒的な熱量で、初出演のサマソニを完全掌握! 」

 

うだるような夏の暑さも落ち着いてきた18:00過ぎ。荘厳なシンセが鳴り響く中、サマソニ初出演となるフォールズの面々が登場。ステージ上にはライオンや観葉植物など、最新アルバム『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート1』の世界観を体現したような、トロピカルなセットが並ぶ。その収録曲「On The Luna」でライヴがスタートすると、フロントマンのヤニス・フィリッパケスは尋常ならざる熱量でオーディエンスに手拍子を要求し、あっという間にSONIC STAGEをダンスフロアへと変えていく。
 

「コンニチワ!」と日本語で挨拶した後は、「とにかく躍らせる」というフォールズの至上命題を遂行すべく、「Mountain at My Gates」「My Number」といった人気曲になだれ込む。また、青いライトが揺らめく中、波の効果音と共に演奏された「Spanish Sahara」は、まるで別世界に連れて行かれるようなトリップ感さえあった。もちろん、「ダンサブル」とは言っても一本調子にはならないのが彼らのライヴ・バンドたるゆえんで、変則的なリズムや複雑に絡み合うリフといった、確かな経験に裏打ちされた演奏力には舌を巻く。終盤の「What Went Down」「Black Bull」といったナンバーも力強さとダイナミックさに溢れ、その場にいた誰もがふくよかなアンサンブルと、強固なグルーヴに興奮していた。デビュー・アルバムからの「Two Steps,Twice」を終える頃には、フロア中が多幸感でいっぱいに満たされていた。
 

また、パフォーマンス中はヤニス自らフォトピットへと駆け下り、ドラムのジャック・ビーヴァンもスツールの上に立って何度もオーディエンスを煽っている姿が見られ、この夜のライヴに強い手応えを感じている様子だった。来年のグラストンベリーではヘッドライナー出演も有力視されているフォールズだけに、現在の彼らはバンドとして最高の状態にあるのではないだろうか? MCでは「来年の年明けには戻ってきたい」と発言していたが、今秋リリース予定だという『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート2』を引っさげての再来日に期待だ。
 

●Set List
On the Luna
Mountain
Olympic Airways
My Number
Exits
In Degrees
Spanish Sahara
Inhaler
What Went Down
Two Steps Twice
 

(Text by Ayaka Takei)