Official髭男dism

【SUMMER SONIC 2019 TOKYO LIVE Report 】
8/17 (SAT) 11:40〜 SONIC STAGE
 

規格外の演奏力とアンセムの数々に脱帽!

 

7月にはキャリア初の武道館公演を成功させるなど、いま日本でもっとも旬な若手バンドといっても過言ではないOfficial髭男dism。ノリに乗りまくっている彼らをひと目見ようと、朝イチのSONIC STAGEは開演5分前から満員御礼、結果的に入場規制がかかるほどの動員を記録した。

 
1曲目はドラマ主題歌としてもお馴染みのデビュー・シングル「ノーダウト」で、イントロのコーラスとオーディエンスの歓声が呼応しながらフロアを一体感で包み込んでいく。続く「FIRE GROUND」では、フロントマンの藤原聡がキーボードから離れハンドマイクで熱唱。《サマソニを作り変える!》など歌詞をアレンジして歌い上げたり、ギターの小笹大輔が速弾きのギター・ソロで魅了したり、はたまた「ブラザーズ」ではベースの楢﨑誠がバリトンサックスを手に取りステージを縦横無尽に動き回ったりと、その優れた演奏技術にも度肝を抜かれる。《あっちもこっちもシュガーレス/ぬいぐるみの出来レース》という印象的なリリックに合わせて、会場いっぱいのオーディエンスが左右に手を振り笑顔を見せる光景も圧巻だ。

 
さらに、熱を帯びた会場をクールダウンさせたバラード「115万キロのフィルム」では、秀逸なコーラスワークがあたり一面に響き渡る。恋愛をひとつの物語に例えて語られる、ビタースウィートな歌詞とメロディにオーディエンスはうっとりと聞き入っていた。束の間の暗転後に投下されたのは、彼らの名を一躍世に知らしめることになった名曲「Pretender」だ。きらびやかなギター・アルペジオが聞こえてくると、観客からは「待ってました!」と言わんばかりの歓声が沸いた。この楽曲の幅広さこそ、ヒゲダンの真骨頂。ファンクなどのブラック・ミュージックを軸に、多種多様なサウンドを取り入れながらキャッチーなポップスへと昇華する彼らの表現力には脱帽である。

 
「ラストスパート、いけますか!?」の掛け声と共に始まったのは、最新シングルの「宿命」。夢に向かい、必死に戦う姿を描写した歌詞を力強く歌い上げるこの楽曲は、今後バンドを代表するライヴアンセムとなりそうだ。最後を飾った名曲「Stand By You」ではハンドクラップとシンガロングが自然発生。サマソニ東京での初パフォーマンスは、大盛況のうちに終了した。

 
Set List
ノーダウト
FIRE GROUND
ブラザーズ
115万キロのフィルム
Pretender
宿命
Stand By You
 

(Text by Takamasa Yamashita)