RADIOHEADサマソニのセットリストは果たして!?

サマーソニックへの13年ぶりのヘッドライナー出演も目前に迫ったレディオヘッドだが、現在彼らはニュー・アルバム『ア・ムーン・シェイプト・プール』を引っさげてのツアーを精力的に回っている真っ最中だ。新曲の手応えも既にばっちり、まさにライヴ・バンドとして油が乗り切った状態での日本上陸となることは間違いないだろう。
そんなレディオヘッドのサマソニのステージへの期待をさらに倍増させるのが、今回のツアーはこれまでの各国のどの公演も見事に絶賛の嵐であること、そして毎晩変わるセットリストに常にサプライズが含まれていることだ。じゃあ実際、私たちがサマソニでどんなセットリストになるのか?彼らの直近公演のセットリストをもとに予想してみることにしよう。
サンプルとしてピックアップしたのは7月27日のNY、マディソン・スクエア・ガーデン公演と、7月29日のヘッドライナーとして出演したロラパルーザのセットリストだ。MSGは単独公演、ロラパルーザはフェスということで、サマソニはロラパルーザに近い構成になる可能性が高い。

7月27日(マディソン・スクエア・ガーデン公演)
1. Burn the Witch
2. Daydreaming
3. Decks Dark
4. Desert Island Disk
5. Ful Stop
6. My Iron Lung
7. Climbing Up the Walls
8. Morning Mr. Magpie
9. Pyramid Song
10. Bloom
11. Identikit
12. The Numbers
13. The Gloaming
14. Weird Fishes/Arpeggi
15. Everything in Its Right Place
16. Idioteque
17. There There
(Encore)
18. Give Up the Ghost
19. Let Down
20. Present Tense
21. Planet Telex
22. Karma Police
(Encore2)
Reckoner
Creep

7月29日(ロラパルーザ)
1. Burn the Witch
2. Daydreaming
3. Ful Stop
4. 2 + 2 = 5
5. Myxomatosis
6. My Iron Lung
7. Climbing Up the Walls
8. No Surprises
9. Pyramid Song
10. Bloom
11. Identikit
12. The Numbers
13. The Gloaming
14. Weird Fishes/Arpeggi
15. Everything in Its Right Place
16. Idioteque
17. There There
(Encore)
18. Let Down
19. Present Tense
20. Paranoid Android
21. Nude
22. Bodysnatchers
(Encore 2)
23. Street Spirit (Fade Out)
24. Karma Police

MSG公演まではオープニングの頭5曲が『ア・ムーン・シェイプト・プール』の冒頭5曲をそのままプレイするのが鉄板の構成だったが、ロラパルーザ以降は3曲にシェイプアップされている。でも、“Burn The Witch”と“Daydreaming”がオープナーになる流れは不変だ。

Radiohead – Burn The Witch

次に、プレイされる曲のアルバムごとの比率について。『ア・ムーン・シェイプト・プール』の楽曲がだいたい6曲前後ともちろん最多だが、リストを確認すると『OK コンピューター』から『ザ・キング・オブ・リムス』までの6作品からはかなり均等にプレイされていることが分かる。そこに『ザ・ベンズ』、もしくは『パブロ・ハニー』の初期2枚からのナンバーがサプライズとして1、2曲披露されるというのが基本のフォーマットのようだ。また、『OK コンピューター』からも近年滅多にやらなくなったレア曲が稀に解禁され、話題となっている。MSG公演初日の26日には、“Let Down”を実に10年ぶりに解禁!

“Let Down” Radiohead@Madison Square Garden New York 7/26/16

つまり、今回のツアーは「『キッドA』以降のレディオヘッド」を基本にしつつも、ギター・オリエンテッドなナンバーもばんばんプレイされるという、非常にオープンでファン・フレンドリーなセットリストになっているということだ。ギターの生音、ロックなリフが久々に復活した『ア・ムーン・シェイプト・プール』を作ったことで、彼らはそういうモードになれたのかもしれない。
なお、『OK コンピューター』からのレア曲、『ザ・ベンズ』、『パブロ・ハニー』からの初期ナンバーは、アンコール時にプレイされるのが定番になっている。ただし、レディオヘッドのアンコール曲は事前のセットリストに記された曲をそのまま演ることはほとんどなく、まさにショウが始まってからのお楽しみのサプライズとなるのが常だ。27日のMSG公演ではラストに“Creep”を演った彼らだが、セットリストには“Bodysnatchers”と書かれていたという。

Radiohead live in Paris 2016 – Creep

そう、今回のレディオヘッドのツアーで最後にもうひとつ特筆すべきは、“Creep”がかなりの頻度でプレイされていることだ。つまり、ここ日本で彼らが最後に“Creep”を演ったのは2003年のサマソニだが、13年ぶりに再びサマソニで“Creep”をプレイするレディオヘッドを観ることになる可能性が限りなく高いってこと!
2003年のサマソニでは東京会場のみで披露された“Creep”だが、今回は平等を期して大阪で? 同じ国で2公演ある場合は2公演目にプレイされることが多いのは事実だが、果たして??
いずれにしても今年のサマソニのレディオヘッドは、彼らと日本のファンの長い長い歴史の中でも記念碑的公演となるのは間違いない。いよいよカウントダウン、その時を心して待つべし!