SONIC REVIEW vol.13 『抜群の解放感!BEACH STAGE!!』

サマーソニックの数あるステージの中でも海浜幕張の海辺のすぐ隣に位置するこのBEACH STAGEは、ステージ前に広がった砂浜と潮風が夏のリラックスした空気を運んできてくれるスペシャルな場所になっている。
そんなシチュエーションに合わせて毎年サマソニでどこよりも夏らしく、バカンスらしいアクトが揃うBEACH STAGEだが今年は特にスペシャルだ。なにしろ今年は20日(土)は「Zouk Out」と、21日(日)は「Billboard JAPAN Party」と、それぞれまったくムードの異なるパーティとタッグを組んだ、かなり独立色の強いステージに進化しているからだ。

シンガポール発、東南アジア最大級のフェスと称される「Zouk Out」。現地シンガポールでは巨大ビーチ・フェスを運営しているこの「Zouk Out」とサマソニのコラボがBEACH STAGEで実現したのは、まさに夢のタッグと呼ぶべきもの。

The Chainsmokers – Don’t Let Me Down ft. Daya

「Zouk Out」を冠した東京20日(土)は、NY在住のスーパーEDMデュオ、ザ・チェインスモーカーズがヘッドライナーを務めることからも明らかなように、もう思いっきりアッパーでジョイフルなダンス仕様となっている。バウンスEDMを牽引する兄弟Vinai(ヴィナイ)、オランダのトップ・エレクトロ・プロデューサーのひとりサム・フェルド、そして「Zouk Out」のレジデントとしても活動するシンガポールの超人気DJ、Zushanと、これはもう一日ぶっとおしで続くパーティになるのは必至で、くれぐれも熱中症対策は万全を期してほしいと今から注意書きしたくなるほどなのだ。

VINAI – Legend (Official Music Video)
Sam Feldt – Show Me Love (ft. Kimberly Anne) [Official Music Video]

そんな「Zouk Out」の20日(土)に対し、21日(日)のBEACHはBillboard JAPANがプロデュースするステージ「Billboard JAPAN Party」で、ぐっと大人の余裕を感じさせるラインナップが揃った。ちなみにBillboard JAPAN とサマソニのBEACHでのコラボは2014年以来恒例となっている。デ・ラ・ソウルをヘッドライナーに迎えてヒップホップ・オリジネイターによる貴重なステージが繰り広げられた2014年、タキシードやオリジナル・ジェームス・ブラウン・バンドらによってゴージャスなファンク・パーティとなった2015年ときて、今年のテーマはずばりソウル、R&Bだ。

SWV – Ain’t No Man

90年代から活動を続け、R&Bガールズ・グループの礎を築いてきたSWVや、スラッピングの生みの親にしてファンク・レジェンド、ラリー・グラハムが自身のバンド、グラハム・セントラル・ステーションを率いて登場、そしてその甘い歌声でフィリー・ソウルの伝統を今に引き継ぐミュージック・ソウルチャイルドなど、今年はステージに吹き寄せる潮風に官能的な香りを纏わせるようなパフォーマンスが続く一日になりそうだ。

Musiq Soulchild – I Do