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M.I.A.

M.I.A.が実に6年ぶりに日本に還ってくる。2011年には単独ツアーのキャンセルがあったので、今回のサマーソニックのステージはM.I.A.にとっても日本のファンにとっても2年半越しのリベンジ・マッチだ。2005年のデビュー・アルバム『アルラー』、傑作セカンド『カラ』(2007)、そして現時点での最新作『マヤ』(2010)と、M.I.A.は2000年代後半のダンス/ポップ・ミュージックに計り知れない影響を与え続けてきたアーティストだ。ロンドンで生まれ、スリランカで育ち、再びロンドンのアートスクールを卒業、その間に父親とは内戦で生き別れになるという熾烈な体験をした彼女(ちなみにM.I.A.とは「Mission In Action=戦時中行方不明者」の略)の音楽は、その成り立ちからして必然的にマルチカルチャーかつハイブリッドなもの。ダンスホール、エレクトロ、ヒップホップ、ダブステップといったサウンドだけのミクスチャーに留まらず、音楽とアート、デザイン、そして社会的アジテーションをここまでアグレッシヴに混沌とさせた表現者は近年他に類を見ないだろう。待望の新作『MATANGI』の完成に向けた動向も気になるが、その端緒がいち早く目撃できるチャンスがこの夏のサマソニなのだ。

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