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BEYONCE

ワールドツアーの豪華なステージをサマソニで再現!

 昨年、3作目となるソロ・アルバム『アイ・アム…サーシャ・フィアース』を発表し、ワールド・ツアーを3月26日にカナダから開始したビヨンセ。アメリカ公演も大好評で、絶好調をキープしたまま日本へやってくることになる。来日公演は2007年4月に行われた東京ドーム公演以来だ。

 グラミー賞受賞歌手として圧倒的歌唱力を誇る彼女に期待してしまうのは、昨年のアリシア・キーズのライヴがあまりにあまりに素晴らしかったから、それをさらに上回ってくれるのではないか、ということ。基本ロック系が多いサマソニのメインステージで、アリシアがどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみにしていたら、豪華なホーン隊も加わった超豪華なステージだったのだ(その後、コールドプレイと共演も)。

 ビヨンセが大の日本好きであることは有名なので、ファン・サービスに溢れたライヴになるのは予想できるが、出演順からいっても、提供した歌も含め、有り余るほどのヒット曲を持つ芸達者なNe-Yoの後に登場してトリを務めるとあって、気合の入り方は尋常ではないだろう。もしかしたら共演もあるかもしれない。しかも日本では、ビヨンセ自ら製作総指揮を取った映画『キャデラック・レコード』が公開中。ここではビヨンセがリスペクトする偉大なブルース、R&Bシンガーのエタ・ジェームズ役を大熱演している。ビヨンセ初の汚れ役といえるようなシンガーの光と影を演じ分け、それだけにステージに立って歌うことの意味を再認識しているという。

 最新作『アイ・アム…サーシャ・フィアース』の構成からいっても、ステージは面白いものになりそうだ。なぜって、この作品では2人のビヨンセが描かれているから。「アイ・アム」サイドでは素のビヨンセを表現し、「アコースティック中心のサウンドに自分の内面をさらけ出した」といい、一方、「サーシャ・フィアーズ」はステージ上で作り上げられたキャラクター名といい、ビヨンセ自身が「今まで以上にセクシーで強気で、炎のように熱い曲を歌っている」と説明している。確かにクラブ&パーティに欠かせないキラー・チューンを満載している。

 この2つのキャラをステージ上でどう表現していくかも見ものだけれど、ファッション好きの女子に嬉しいニュースもある。著名なデザイナーであり、映画監督兼写真家としても活躍しているティエリー・ミュグレーが、このワールド・ツアーのクリエイティヴ・アドバイザー&コスチューム・デザイナーとして参加していること。なんと、ビヨンセやツアーメンバーのために合計71着をデザインしたといい、フェス用の構成とはいえ、とてもセクシーな衣装も見られそうだ。もちろん、デスティニー・チャイルドやソロの初期の歌も披露してくれるはず。R&Bの新世代のクイーンとして進化していくビヨンセの、サマソニで一番のゴージャスなライヴを期待したい。

(伊藤 なつみ)