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TAHITI 80

 ダフト・パンクにジャスティス、さらに今年のサマソニにも登場するフェニックスやユクセックなど、現代音楽シーンにおいてめざましい活躍をしているフランス発のミュージシャン達。その先がけ的存在として、90年代よりシーンの最前線で活動し続けている伊達男集団が、タヒチ80だ。
 グザヴィエ(Vo&G)、メデリック(G)、シルヴァン(Dr)、ペドロ(B)からなる、1993年に仏ノルマンディー地方にあるルーアンにて結成された4人組バンド。ロックをベースにしながら、春風のように爽快でハートウォーミングなサウンドは瞬く間に話題を呼び、98年にリリースされたデビュー盤は大ヒットを記録した。以降も、その洗練されたポップ性を生かしたサウンド世界を展開し、リスナーの心をくすぐり続け、圧倒的な人気を獲得。ここ日本においても、ライヴチケットが常に即完売してしまうほどの支持を獲得しているのだ。最近はグザヴィエがソロ・プロジェクト<アレックス・リヴァーボーイ>を始動させるなど、メンバー個々での活動も注目されている彼ら。サマーソニックには、記念すべき第一回と二回目に登場していたが、今年(本当に!)久々に戻ってくることになったのだ。
 昨年秋にリリースされた4thアルバム『アクティヴィティー・センター』を携えての出演。アルバムでは、彼らの持ち味であるポップ性に優れたメロディやグルーヴを描きながらも、これまで以上にライヴ感があり、かつロック・テイストの強いサウンドを展開しているだけあって、昨年末におこなわれた来日公演においては、これまでにない熱い盛り上がりをみせていた。ゆえに、今回もその熱気を再体感できそうな感じがしてワクワクしているのだ。
 また、グザヴィエの(特に女の子たちが)とろけてしまいそうな甘い歌声とルックス、職人のようにひたすら楽器と向き合うメデリックとシルヴァン、おとぼけキャラな雰囲気に親近感がわくペドロ、一見メンバーの方向性がバラバラに見えながらも、不思議と調和しているバンドの雰囲気を体感できるのも、ライヴの魅力。彼らを観ていると、思わず顔がほころんでしまうのだ。本当に音楽を楽しんで演奏しているバンドなんだなぁ、こういう人達と一緒に音楽を奏でることができたらとても楽しいんだろうなぁ、と感じる。
 ロマンティックかつスマイリーな気分を堪能できる彼らのパフォーマンスはきっと、今年の夏をキラキラした思い出にしてくれるに違いない。特に(東京会場)ビーチステージの夕暮れの海をバックに聴いたら、最強かも。現在片思い中の人は、好きなコを連れていくといいムードになるはず。

(松永 尚久)