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HOLLYWOOD UNDEAD

 お、おおっ。

 これは今年のサマソニの見どころの1つではないのか。

 いや、午前11時30分という出演時間は、確かに早いよねぇとは思うけども、ちょっぴり早起きしてでもハリウッド・アンデッドと名乗るロサンゼルスの6人組のライヴを見る価値は、きっとあるんじゃないか、と。

 今年5月、日本盤がリリースされたハリウッド・アンデッドのデビュー・アルバム『スワン・ソング』を聴いているうちに気持ちがどんどん盛り上がってしまった。

 それは、もちろん彼らが今、アメリカのロック・シーンで話題の存在であるということもあるが、それ以上に『スワン・ソング』を聴き、彼らの楽曲は、僕らが考えている以上にライヴ映えするものなんじゃないかと期待させられたからだ。

 ハリウッド・アンデッドの音楽は、(乱暴に言ってしまえば)プロデューサーにドン・ギルモア(リンキン・パーク)、ダニー・ローナー(マリリン・マンソン)を起用したことが大いに頷ける、いわゆるミクスチャー・ロックにはちがいない。しかし、ヴォーカリスト、ラッパー、スクリーマーからなる6人組という通常のバンドとは異なる編成だからこそ生み出せる躍動感は、いわゆるミクスチャー・バンドにはない、ハリウッド・アンデッドならではものだろう。
 観客を巻き込んだ大合唱になることは、まずまちがいないリンキン・パーク風のエモーショナルな歌もさることながら、コーラス、ラップ、スクリームとマイクをリレーしながら曲を盛り上げるそのかっこよさと迫力は、やはり実際、ライヴで体験してこそ。
 きっとアルバムで聴きながら感じていた何倍ものかっこよさと迫力を味わえるにちがいない。事実、彼らのライヴでは常にシンガロングが巻き起こっているそうだ。

 05年結成の6人組はMySpaceに発表した楽曲とメンバー全員が覆面で素顔を隠した謎めいたルックスが注目され、あっという間にロック・シーンのバズになり、デビュー・アルバムはいきなり全米チャートの22位に食い込んだ。

 その彼らがもうすぐ日本にやって来る。そのデビュー・アルバムは日本盤のリリースに先駆け、輸入盤がヒットしたという。きっと少なくない数のリスナーが彼らの来日を心待ちにしているにちがいない。
 ハリウッド・アンデッド、マストドン、フーバスタンク、そしてリンキン・パークとヘヴィ・ロック勢が揃った8日のマリン・ステージは一際熱くなりそうだ。

(山口 智男)