SUMMER SONIC 05


ヒップホップ界の生ける伝説、そしてヒップホップがヒップホップたるアティテュードを獲得するために、心血を注いだ英雄軍団でもあるPUBLIC ENEMY。彼らが掲げる革命と闘争の精神、つまり“Fight The Power”というスローガンは、彼らの功績によってシーンに根付いたと思うが、その一方で、PUBLIC ENEMYはアーティスト活動を通して“エンターテインメント精神”を常に保ち続けてきた。Chuck D、Professor Griffら(残念ながらFlavor Flavは欠席)がバック・バンド(+DJ+S1Wのセキュリティ兼ダンサー)を従えてステージ上に出現した時、私ごとながら、それだけで感泣に打ちのめされてしまった。そしてそのライヴは、エンターテインメント性の非常に高い、まったく凄まじいもの。齢50に迫ろうかとは信じがたいほどの絶倫的&爆発的な怪演! 特に御大Chuck Dの弾丸のごとき、いや、雷鳴のごときハードコア・ラップには誰もが震撼したことだろう。さらに魂を射抜くような、貫通力のあるビートの数々もアメージング。「何か途轍もないものを目撃してしまった……」という余韻を残す、そんなライヴだった。

SUMMER SONIC 05

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