だらだらだらだら……ゆっくりとしたものを見ていると妙に心が和んだりする。せかせかした生活を送ってる人って、みんなそうじゃなかろうか。で、大貫亜美と吉村由美に感じるのもまさにそういう「たら〜ん」としたムードだ。シングル「アジアの純真」でデビューしたのが96年。奇妙奇天烈な歌詞と、のほほんとした雰囲気が受け、たちまち大ブレイク。主に奥田民生(元ユニコーン)がプロデュースを担当し、さらに井上陽水やトータス松本(ウルフルズ)、草野正宗(スピッツ)らが提供する楽曲群は、ビートルズやセックス・ピストルズなどのリフをサクっと拝借したり、ルンバやディスコを取り入れたり……と、とにかく遊びゴコロのあるキャッチーさが売り。そして、いろいろなスタイルを「ちょっとやってみたら、できちゃった」的ノリでフレキシブルにこなす、パフィーの2人。そのイージー・ゴーイングぶりがたっぷりの脱力感をさらに増長させている。アジアやアメリカなどにおける注目度の高さから見ても、彼女たちから得られる奇妙な心の弛緩は、万国共通に欲されているものだ。
そのアメリカで彼女たちを主人公にしたアニメ『Hi Hi PUFFY AMIYUMI』が大きな人気を博し、なんと“PUFFY AMIYUMI”名義によるアルバム『Hi Hi Puffy AmiYumi』で全米メジャー・デビュー!!